漸と息が吐けると 安堵して街を眺めれば
色取り取りの人等が 今日も埋もれゆくのさ
そんな遣り切れなさは 嘯吹ける人にゃ解らないさ
此の世に生けば アンチが何時も2、3人
一喝したいが ぼんやり生きて居る人等には何を言っても無駄なのさ
此の世よ 此の世よ
虚しかないか
無何有物さえ見失い
御前も果てて 川の上
私も果てて 川の上
嗚呼嗚呼 ドンブラコ
色色有るは解る 其れでも機微に追い遣られて
泣いたって無駄と 此の世は無情と許り
一喝したいが 諦め序でに一層此処から堕ちて逝くも無駄じゃないさ
此の世よ 此の世よ
風を吹かすな
誰も心迄見失い
御前はもう 川の上
私はもう 川の上
嗚呼嗚呼 ドンブラコ
此の世よ 此の世よ 嗚呼嗚呼
本歌
ちあきなおみ
「かもめの街」