春過ぎ行きて 花は散り 人行き過ぎて 誰も散る 光眩く 影は見ぬ 誰も見えぬか 己姿
風戦ぎたる 世の常と 何の風吹かす 人知れず 荒れる人世に 寄り添いし 昔の事と 省みぬ
今 人の世は 仕舞う時 変わらぬものは 無いもせぬ 此の世終わるは 誰の所為 其れも解らぬ 他人の所為
誰も行い 直さぬと 吐いて捨てるが 世の姿 楽して生きる 人は猶 嗚呼今生の 人は逝く
本歌 「荒城の月」 作詞:土井晩翠 作曲:滝廉太郎